microSDHCカードの書き込み禁止解除法

 最近は、メモリの価格が安く入手しやすくなってきた。先日、S○○mapで4GBのmicroSDHCカードが980円で売り出されていたので、入手した。

 これを携帯電話で使うか、 PCで使うか、いずれにしろ、まずフォーマット(初期化)をしようと思ったのであった。

 携帯電話用に使っているmicroSDHCカードは1GBのもので、普段は写真や住所録、メールなどを保存しているし、時々、PCへ内容をコピーしバックアップをとっている。そのときは、microSDHCカードは小さいので、SDカードサイズのアダプタに装着し、さらにそのアダプタをUSBポートに接続できるカードリーダーに差し込む、というやり方で普段は使っている。

 今回安く入手した4GBのものも同様にフォーマットしようとおもい、変換アダプタに挿入し、USBポートに接続してフォーマット(初期化)を始めようとしたところ、「書き込み禁止となっているため、フォーマットできません」との表示がでてしまった。
 そこで、いろいろロックスイッチの位置・設定を調べ、「アンロック」にしてやり直したが、いっこうに変わらず、インターネットでいろいろ調べて、 SDメモリのフォーマット専用ソフトまでインストールしてフォーマットを試みたが、うまく「書き込み禁止を解除」できなかった。

 しばらくして、あるメーカー(S○○○○sk)のホームページに、ちょっと思いつかなかった方法が記述されていたのを見つけた。この方法を試してみたところ、すんなりと「書き込み禁止」が解除されたらしく、フォーマットできるようになった。
 その方法は、なんと、「ロックスイッチを上下にスライドさせる」というものであった。ロックスイッチを上下にスライドさせ、これを3回繰り返す。そして、「ロック」の位置にスライドさせて、30秒間そのままじっと待つ。そしたら、「アンロック」の位置にスライドさせる。その後、変換アダプタをUSBポートに接続し、書き込み禁止が解除されているかを確認する。という方法である。

 考えてみると、microSDHCカード(チップ)を最初に変換アダプタに取り付け、USBポートに差し込んだとき、ちょっとへんな感じで差し込まれたなと、思い当たった。このときに、余計な電荷がメモリに蓄積されてしまったのかもしれない。これらを放電させるのに「ロックスイッチを上下させ、しばらく待つ」というのは、確かにうなづけるものであった。思わぬ落とし穴だった。

(2010-3-14)