Dospara Tablet に CyanogenMod を導入する
ドスパラタブレット(MID A07I-D15A)は、9,980円で16GBのマイクロSDHCメモリカード付きのセットです。
その安さと興味に引かれて購入したのですが、どうも、いまいち、使いづらい部分がありました。それは、「Google Play」が導入されていないためで、アプリのインストールなどで、不便を感じていました。
最近、そのドスパラタブレットにCyanogenMod 10.1をインストールし、AsusのNexus7として、タブレットを認識させる方法が、インターネット上で、紹介されていました。
そこで、この方法を試した結果を、ここでご紹介します。結論としては、非常に簡単に導入することができました。
ただし、文鎮化(まったく動作しなくなる可能性、危険性がある)の危険性があります。導入は、あくまでも自己責任でお願いします。筆者は、不測の事態が生じたとしても、いかなる責任・義務をも負うことはできません。
この方法は、次のサイトを参考にしました。(ありがとうございます。とても参考になりました。)
http://whitehathacker.blog.fc2.com/blog-entry-30.html
http://kenmaru.at.webry.info/201301/article_9.html
http://goukizm.blogspot.jp/2013/01/nexus7.html
http://androidgirlstablet.com/blog-entry-621.html
http://shockby.com/2013/02/11/%E3%83%89%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%92%E8%A9%A6%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9Fnexus-7%E5%8C%96/
繰り返しますが、導入はあくまでも自己責任でお願いします。
手順は次のとおりです。作業自体は、microSDHCカードさえあれば、10分程度でできる非常に簡単なものです。
(1) 必要なファイルをダウンロードします。
(2) 解凍して、次の5つのファイルをメモリカード(microSDHC)の1層目にコピーします。
gapps-jb-20121212-signed-ubifs.zip
crystal_newbatch-cm10.1-compatibility-1.0.zip
cm-10.1-20121221-UNOFFICIAL-elf2.zip
u-boot.bin
uImage_recovery
(3) カードをタブレット本体に差し込みます。
(4) タブレットをリカバリモードで起動します。
電源ボタンとボリュームの-(マイナスボタン)を同時に長押しすることによって、リカバリーモードとなります。黒地に青文字の画面が出てくるはずです。
メニューの操作方法は、項目間の移動がボリュームの-(マイナス)ボタン、決定が電源ボタン、または、ボリュームの+(プラス)ボタンです。
(5) バックアップを取ります。(バックアップを必要としないときは、(8)へ。)
メニューの「backup and restore」を選択し、さらに、「backup」を選択します。
少し、時間がかかりますが、終了(Complete)の表示がでるまで待ちます。
そのときに、日付の名前の付いたファイルが、メモリカード(microSDHC)の「clockwordmod」というフォルダの中の「backup」フォルダ内にできます。
(6) バックアップが見えるかどうかを確認します。
「backup and restore」を選択し、「restore」を選択します。次のような日付のファイルがが見えれば、多分OKだとおもいます。
- 2013-01-21.xx.xx.xx/
心配な人は確認して、もしも駄目だった場合はやり直すか、断念して強行するかしてください。
(7) バックアップをPC等にコピーします。心配な人は、SDHCカード内のバックアップデータをPC等にコピーしてください。
(8) メニューの一覧より「wipe data/factory reset」を選択します。
下に移動して「Yes・・・」を選択します。
(9) 次に「wipe cache partition」を選択します。
(10) 「install zip from sdcard」を選択します。
そして、さらにメニューで「choose zip from sdcard」を選択します。
(11) 次の3つのファイルをひとつずつインストールしていきます。
cm10_elf2_20121110.zip
gapps-jb-20121011-signed-ubifs.zip
crystal_cm10_compatibility-1.1.zip
(12) 「go back」で戻ります。
(13) 「reboot system now」を選択して、再起動します。
(14) 起動したら、まず、初期設定を行います。
言語を「日本語」に、時間設定を「日本(東京)」に設定します。
文字入力は、「Google日本語入力」をGoogle Playからダウンロードすることで、便利になります。
これで、タブレットは外面はNexus7として認識されるようになり、AndroidはVersion 4.2.1 になります。
というわけで、「Google Play」が使えるようになり、便利になりました。さっそく、電子書籍のリーダーであるAdobe Reader (pdf) や Himawari Reader (epub) をダウンロードし、インストールしました。
おそらく、この方法は簡単に試すことができるとおもいます。ただし、運悪く、タブレットPCが、まったく動作しなくなる文鎮化の危険性を含んでいます。ですので、だれにでもおすすめできるものではありません。
カスタムファームのversionによってはハードウェアとの相性で文鎮化するものがあるようだとの記述も、見られました。
また、最近は、ファイルのバージョンが上がっているものもあるようですが、筆者は、確認していません。
繰り返しになりますが、導入は、あくまでも自己責任でお願いします。筆者は、不測の事態が生じたとしても、いかなる責任・義務をも負うことはできません。
(2013-4-29)
■ 以前の記事
→ 「タブレット・スマートフォン」に関する以前の記事は、こちらをごらん下さい。
・Huawei P8Lite に Lineage14.1 をインストール